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HIBIYA KADAN

意外に知らない!?【もしもの時、遺体の安置はどうすれば?】

2016.7.24

カテゴリ: 葬儀・葬式葬儀の流れ・手続き

病院には遺体の安置はできない

意外に知らない!?【もしもの時、遺体の安置はどうすれば?】
人が亡くなるとまず末期の水を行い鼻や口に綿花を詰め、体をアルコールなどで拭きます。その後着替えや死化粧といった一通りの処置を終えたら、亡くなった病室から霊安室へと移動されます。病院ではそのまま遺体の安置はできないため、速やかに搬送しなければなりません。
搬送先は自宅というのが一般的ですが、様々な事情により葬儀社や斎場の霊安室や、遺体を預かってくれる施設に安置するといったケースも増えています。安置所が決まったら遺体の移動になりますが、「死亡診断書」があれば遺族が搬送する事もできます。しかし遺体の搬送は非常に難しいものである上に、病院で安置できるのは2時間ほどなので葬儀社に依頼した方が無難です。
次に葬儀を依頼する葬儀社を探しますが、必ずしも遺体を安置した葬儀社に依頼しなくても構いません。病院から紹介してもらうケースもありますが、後々のトラブルを回避するためにも納得できる葬儀社を探すようにしましょう。

自宅での安置方法

遺体を安置するには自宅の場合、故人が使っていた布団またはベッドに新しいシーツを敷きます。体の温度上昇を避けるために薄手のものが良いでしょう。掛け布団は上下逆さにし、枕は北枕にします。間取りの都合などで北向きが難しい時は西枕でも構いません。遺体を布団に安置したら顔に白い布を掛けて両手をお腹の上辺りで組ませ、指に数珠をかけます。
その後掛け布団の上に守り刀としてナイフや剃刀といった刃物を置きます。守り刀には死者に魔物が取り憑かないように、といった意味があります。宗派によってはさらに修多羅(しゅたら)と呼ばれる組み紐のようなものも置きます。こちらも魔除けの意味があります。
遺体の周りに逆さにした屏風を置く場合もあり、これは死後の世界は日常とは物事が逆であるといった考えからきています。地方によっても意味合いが違いますが、逆さ屛風は省略される事も多いです。ここまで終えたら遺体の枕元に経机を置き飾り付けを行います。
自宅で安置する際は急激な温度上昇により故人の体を傷めないように体にドライアイスをあて、部屋を涼しくしておく事が大切です。

自宅以外での安置の方法

葬儀社や斎場、火葬場といった安置施設を利用する場合は自宅の様に布団を用意する必要はありません。自宅と違い空調や換気などの設備が整っているので、より衛生的に遺体を保全できます。
安置施設利用のメリットとしては遺体の保全の問題の他に近所に知られない、家の片付けをしなくて良い、といったものが挙げられます。帰る家がない故人や状態が良くないので自宅安置が難しい、という事情での利用も多いです。
デメリットはやはり費用がかかってしまう事です。預ける日数が多い程金額が上がり、常温保管か冷蔵保管かによっても変わります。面会時間にも限りがあるのでゆっくりお別れする時間が減ります。施設によっては納棺する事が条件であったり、線香が不可の所もあります。
最低でも1日は経たないと火葬できないので、1日以上の安置が必要となります。葬儀の日程によっても安置の期間は変わってきます。自宅安置、施設での安置のどちらにするかは事前に決めておいた方が良いです。

キリスト教や神式での安置方法

安置の方法は宗教によって若干の違いがあります。
キリスト教では安置を行う際、カトリック・プロテスタント共に遺体の顔を白い布で覆います。神式や仏式の様に枕飾りは必要ありませんが、白い布を掛けたテーブルの上に燭台や生花、聖書を置くのが一般的です。カトリックの場合はロザリオと聖歌集を、プロテスタントの場合は十字架と賛美歌集なども一緒に置きます。キリスト教では特に頭をどの方向に向けるといった事は決まっていませんが、仏式にならい北枕とする事が多いです。
神式では仏式同様、遺体の顔に白い布を掛け守り刀と逆さ屛風を用意します。ただし頭の方向は北枕、もしく東枕になります。そして「案」と呼ばれる白木の机の上に、塩や洗米といった「生餞」または故人が好きだった食べ物を「常餞」としてお供えします。枕飾りが終わったら神官を招いて、枕直しの儀を執り行います。この儀式は簡略化される事もあり、身内だけで礼拝するケースも増えています。
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