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増えているシニアのためのスポーツ大会

投稿日 2016.05.26

年齢を重ねてもスポーツに取り組むメリット

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シニアスポーツという言葉が盛んに使われるようになり、スポーツ大会も開催されるようになりました。背景には、健康志向の高まりがあります。かつては、「高齢になれば、体が動かなくなるのは仕方がない」という考え方が一般的でしたが、65歳以上の高齢者の人口が平成25年(2013年)の推計で総人口の25%に達するなど、高齢化が進行する中で、「積極的に体を動かすことで、健康を維持できる」と考える人が増えたためです。
年齢を重ねてもスポーツをすることで、病気を未然に防ぎ、ストレスの解消につながるなど、健康増進につながるというメリットがあります。また、スポーツを通じて多くの人と交流できるため、孤立を防ぐこともできます。
総務省統計局によると、平成23年(2011年)と平成18年(2006年)の比較では、ほぼすべての世代でスポーツを行う人の割合が減少しているのに対し、65~69歳で3.0ポイント、70~74歳で7.9ポイント、75歳以上で6.1ポイントと、65歳以上の高齢者層で大幅に増加しています。

増えているシニアのためのスポーツ大会

シニア層の健康意識の高まりによって、シニアのためのスポーツ大会も数多く開催されるようになりました。統計によると、シニアに最も人気があるスポーツはウォーキングであり、2010年以降は、関東や関西などの大都市圏のほか九州の温泉地などでも大会が開催されています。体に負担をかけることなく適度な運動を行えますし、用具が不要であるのもメリットです。自治体主催の大会もありますし、マラソン大会と同時に行われるケースもあります。
高齢者に人気があるスポーツの第3位にランクインしているゴルフも、各地で大会が行われています。パー72の従来型ゴルフのほかに、ゲートボールに似た個人競技の「グラウンドゴルフ」の大会もあり、初心者でも簡単に行えるスポーツとして人気を博しています。
このようなシニアスポーツ大会のさきがけとして、厚生労働省などが主催する全国健康福祉祭、通称「ねんりんピック」が、昭和63年(1988年)から開催され続けています。スポーツのみならず、囲碁・将棋や美術展なども楽しめる大会となっています。

シニアのための陸上競技大会

シニアが参加できる陸上競技大会としては、マスターズ陸上が有名です。2013年の京都大会では、当時103歳の男性が100m走に出場し、34秒10というタイムを記録しました。同大会には当時90歳の女性も出場し、200m走の90~94歳の部で55秒90を記録しています。
2001年からは、毎年1回、主にシニア層を対象とする日本スポーツマスターズという陸上競技中心の大会も開催されています。この大会では、ゴルフやボウリングのようにあまり体力を必要としない競技から、自転車レースのような本格的な競技まで、個々人の体力に応じて参加協議を選ぶことができます。
いずれの大会も、従来はレクリエーションとしての側面が強かったシニアスポーツを、よりレベルの高い競技スポーツとして楽しむことを目的としています。メインターゲットは高齢者ですが、原則として35歳以上であれば参加することができます。元オリンピック選手や全国大会への出場経験がある選手も数多く参加しますから、より強く実力を意識することとなります。

シニアのための水泳大会

陸上競技と同じように、シニアのための水泳大会も開催されています。マスターズ水泳協会が主催するもので、各地で年間90回前後の競技会が開催されるほか、年に1度、7月にジャパンマスターズという名称の大会が開かれます。
この水泳協会では、公式ウェブサイトで総勢47,821人の登録者の年齢と性別を公表しています。2014年度の18歳以上の登録者のうち、最も多い年齢層は60~64歳の5,161人です。その次に多いのが65~69歳の4,802人で、70~74歳も3,600人となっています。また、100歳以上の登録者も20人存在します。
2015年には、この協会に所属する101歳の女性が、約1時間16分というタイムで1,500mの背泳ぎを完泳しました。100歳以上の人が1,500mを完泳した記録はこれまで存在せず、人類史上初の快挙となります。スポーツによって元気なシニアが増えていることを示す、象徴的な出来事です。
金澤 和央

株式会社日比谷花壇 フューネラルプロデューサー

金澤 和央 (カナザワ カズオ)

早稲田大学卒業後、2004 年日比谷花壇に入社。入社時よりライフサポート事業部にて葬儀のプロデューサーとして家族葬からお別れの会、社葬まで幅広く手懸けている。現在は首都圏エリアの葬儀施行部門の統括をしている。

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