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「認知症対応型共同生活介護」とは?そのメリットとデメリットは?

投稿日 2016.02.24

認知症対応型共同生活介護(グループホーム)とは?

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認知症対応型共同生活介護とは、地域密着型サービス事業の一つであり、介助を必要とする認知症の人が共同生活をする場所となります。1ユニットが9人までと決められていて、入浴や食事や排泄などといった日常生活の介助を受けながら共同生活を行い、同時に機能訓練も行います。

認知症を患っているために、日常生活を送る上で支障が出てしまう方にとっても、認知症対応型共同生活介護ではまるで家庭にいるような環境の基で、近隣の住民と関わりを持ちながら、精神的にも落ち着いた生活が送れるように支援されたものであります。

認知症の中でもアルツハイマー型の人は、集団の中にいる方が安心出来る方が多いと言われています。そのためこういった認知症対応型共同生活介護は最も適している施設という事ができます。できるだけ自分の事は自分で行い、ケアが必要となる部分は、個人の人格を尊重してサポートを受け、料理や掃除などは入所している人達で協力しながら行うようになっています。その中で役割を持つ事によって、認知症の症状が進行する事を遅らせるようにしているのです。

通常のグループホームとの違いは?

認知症対応型のグループホームは、地域密着型サービスとなるため基本的に今住んでいる地域にある事業所を利用するようになっています。一方で通常の通所介護のグループホームは、事業所と利用者が良ければ自宅からどれだけ離れている施設であっても利用する事ができます。

また認知症対応型のグループホームを利用するためには、医師による認知症の診断が必要となります。中には認知症高齢者の日常生活自立度が、ある一定のレベル以上を満たしていなければいけない市町村もあります。

通常のグループホームでは人員配置基準がギリギリの状態で運営されているのに対して、認知症対応型のグループホームは人員の配置が手厚く設定されています。そのため、通常のグループホームよりも専門的な認知症のケアをしっかりと受ける事が出来て、認知症の人がその人らしく生活していくための支援を十分に受ける事ができます。

認知症対応型共同生活介護のメリットは?

認知症は、家庭内ではどうする事も出来ないような問題行動が多く起きる事があります。しかし認知症対応型共同生活介護ではそういった問題行動が起きたとしても、介護の知識を十分に持っているスタッフがその人に合った適切なケア方法で対処するため、認知症による問題行動を減らす事が可能となるのです。

また1ユニットが9人までと言うように少ない人数で共同生活を行うため、一人一人にスタッフの目が届きやすく、問題が起きた場合にもすぐに対応する事が可能となります。

認知症対応型共同生活介護は、家庭的な雰囲気の中で生活を送る事が出来るため、利用者にとって精神的にも安心して生活を行う事が出来ます。また料理や掃除などといった身の周りの事は出来るだけ自分で行うようにしているため、脳を活性化する事にとても有効的です。毎日の生活を送るのに、出来る機能を使うため、とても良いリハビリにもなります。

認知症対応型共同生活介護のデメリットは?

認知症を患っている方の中には、集団になる事によって不穏になってしまうタイプの人もいます。しかし認知症対応型共同生活介護では共同生活を主としているため、どうしても相性が合わないなどといった対人関係による問題が発生してしまう事がデメリットになる事もあります。

さらには、認知症以外にも治療が必要となる病気を患ってしまった場合など、日常的に医療によるケアが重要になった時には、認知症対応型共同生活介護を退去しなければいけない事も出てくるのが欠点でもあります。

認知対応型共同生活介護は、現状ではまだ施設が少ない傾向にあるため、入所を希望しても入所するまでに時間がかかってしまう可能性があります。そういった点でもこのような施設を希望する人にとっては、デメリットになります。また入居に必要となる費用が月に約30万円となる事もあり通常のグループホームと比較しても、費用は高めとなります。

金澤 和央

株式会社日比谷花壇 フューネラルプロデューサー

金澤 和央 (カナザワ カズオ)

早稲田大学卒業後、2004 年日比谷花壇に入社。入社時よりライフサポート事業部にて葬儀のプロデューサーとして家族葬からお別れの会、社葬まで幅広く手懸けている。現在は首都圏エリアの葬儀施行部門の統括をしている。

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