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現在のお墓・墓石のデザインは?

投稿日 2016.05.17

墓石のデザインの成り立ち

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墓石は大きく分けて、和型と洋型のデザインがありますが、そもそも墓石とは、「ここが誰それのお墓ですよ」という印となる石のことを指します。日本では、耐久性がありかつ加工しやすい御影石が、墓碑の素材として多く選ばれています。
日本の寺院の墓地であれば、やはり和型のデザインが圧倒的に多く、さらに卒塔婆や供養塔を立てることも一般的です。そのため、初めから墓石の横には卒塔婆立てが設置されていることが多く、先祖の追善供養として建てられます。供養塔とは、墓石以外に供養のために立てるもので、より手厚く供養し功徳を積むことが目的です。
そのほかにも、戒名や法名等を刻む墓誌を立てたり、灯篭を置いて仏さまに光をささげたり、水子供養の場合にはお地蔵さまを立てることもあります。
いずれにせよ、必ずしなければならないというものではありませんが、先祖や故人への想いや感謝の気持ちを表現しているといえるでしょう。

「和型」墓石の内容

和型のデザインでは長方形の石を縦長になるように置きます。そのため、墓石の正面には縦書きで文字を刻むのに適しています。例えば、「山田家之墓」と名前を入れたり「先祖代々之墓」と入れたり、そのほかにも「南無阿弥陀仏」など宗派のお題目やご真言と入れたりと、縦に漢字で刻むことが主流となっています。
三段もしくは四段の石を組み合わせて立てるのが和型の基本となります。このデザインは仏教の影響を強く受けており、お釈迦様の遺骨を納めた仏舎利塔や五輪塔を簡略化したものとされています。宗派を超えて、和型のデザインは用いられています。
石の色は、黒または白が多く、格式が高く、落ち着いた雰囲気ですが、深いグリーンやグレー系の石もあります。彫刻した文字には墨入れをすることもできます。色は黒、白、金色などを用います。
日本で和型のデザインは、日本の伝統的な形で最も一般的・標準的な墓石といえるでしょう。

「洋型」墓石の内容

洋型のデザインは、墓石の高さが低く、正方形や横長の形が一般的です。石を組み合わせますが、低いために地震に強く、また清掃もしやすいというメリットもあります。和型に比べて省スペースで立てることもできます。印象はモダンで、低い分視野が開けて明るい印象です。
墓石に刻む文字は和型と同じく漢字で縦に入れることもできますし、アルファベットにしたり、あるいは漢字一文字、ひらがななど、自由なデザインが可能です。文字以外にイラストを刻むことも一般的で、具体的には鳥や植物といった自然のものをモチーフにすることが多くあります。
洋型の墓石の形はは、主に3つあります。「オルガン型」と「ストレート型」「プレート型」があり、好みや敷地面積に応じて選びます。
キリスト教徒だけでなく、仏教徒の方も洋型デザインの墓石を選ぶことも増えてきましたが、周囲との調和も考えてデザインを選ぶのが良いでしょう。

新しいデザインの墓石は?

自由な発想で、その人の個性を生かせる墓石をデザイン墓石と呼びます。自分の人生を反映するようなお墓を作りたい、という願いをかなえることができます。先祖を守るお墓という考え方とは、また別の考え方に基づきます。
欧米では珍しいことではなく、日本でも墓地の規定等に収まるものであれば、ある程度自由なデザインができるようになっています。電車やゴルフ、野球などの趣味を反映したデザインや、お酒やたばこなど故人が生前にこよなく愛したものを並べたり、あるいは故人のの座右の銘や本人の直筆の書を刻むなど、既存の概念に縛られることのないお墓作りが可能です。
また、家族やご友人など、墓参りに訪れた方が心安らかに過ごせるような配慮などもデザイン墓石ならば可能といえるでしょう。
デザイン墓石は、お墓に対してよりこだわりの強い方向けの墓石ということができるでしょう。
金澤 和央

株式会社日比谷花壇 フューネラルプロデューサー

金澤 和央 (カナザワ カズオ)

早稲田大学卒業後、2004 年日比谷花壇に入社。入社時よりライフサポート事業部にて葬儀のプロデューサーとして家族葬からお別れの会、社葬まで幅広く手懸けている。現在は首都圏エリアの葬儀施行部門の統括をしている。

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