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最近増えている「海洋散骨」って何?

投稿日 2016.01.20

海洋散骨は自然と一体化する美しい葬送

最近増えている「海洋散骨」って何? class=
海洋散骨は、自然に還ることを願う葬儀です。昨今、特定の墓地やお墓を持たない、散骨という方法を選ぶ方が増えてきました。遺族に後々まで負担をかけることなく、また、ご自身は自然と一体化するというロマンを感じることのできる散骨。特定の宗教に依存することのない人や、「家」というより「個」の考え方がますます浸透されてきた現代にあって、散骨は、いろんな意味で今の時代にふさわしい供養の形です。

でも、魅力は感じるけどいったいどうすればいいのでしょうか?費用はどのくらいかかるものなのでしょうか?そんなたくさんの疑問を、お持ちの方も多いでしょう。ここでは、そんないろんな疑問にお答えしつつ、散骨の魅力をお伝えしていきます。

まず、費用についてですが、費用については担当する散骨会社によって様々です。船に乗って海上へ出て行き、実施する海洋散骨なので、条件によって異なりますが、安いところでは5万円くらいから実施できるところもあります。

海洋散骨の大まかな流れ

海洋散骨の大まかな流れは以下の通りとなります。

1.事前打ち合わせ(生前申込みも可能)
2.申込みと手続き
3.散骨会社による遺骨引き取り(または郵送)
4.粉骨
5.指定の場所にて乗船・出航(または散骨会社による代行)
6.散骨式
7.帰港
8.散骨証明書などの受け取り

重要なことはまず、家族や近親者と事前の話し合いをしっかりしておくことです。家族や親戚の中には反対する人がいるかもしれません。遺骨を全て散骨してしまうのか、一部を残すのかといったことを話し合って決めておくのもも大切です。手続きには、火葬済みの認証を受けた埋葬許可証も必要です。その他の必要書類は散骨会社に問い合わせれば用意していただけます。少しでも疑問に思うことがあれば、散骨会社に事前にきちんと問い合わせしておきましょう。散骨後、故人を偲ぶクルーズを行っている会社もありますので、再びその場所を訪れることが可能かどうかといったことも、あらかじめ確認しておくといいでしょう。

遺族への負担が少ない散骨葬

散骨の最大のメリットは、遺族への負担が少ないという点です。現代は、少子化・核家族化が進み、遺族がお墓を管理することが難しい時代になっています。遠方に引っ越してしまうと、お墓参りへもなかなか行くことができず、維持できないということにもなります。

そこで、散骨ならば墓地を購入する必要もなく、維持管理の費用もかからないということも、散骨が注目されるようになってきたポイントの一つです。それは、遺族もそうですが、散骨を希望する人も、遺される家族にいろんな意味で負担をかけずに済む、という点で、安心して逝くことができる、という思いにも繋がっているようです。

また、宗教にとらわれることがない、というのもメリットの一つです。宗旨やしきたりにとらわれることがなく、実施することができる、というのも、支持が増えている所以です。

更に、費用が透明な点も魅力の一つです。海洋散骨では、各地の散骨会社が明確な費用を提示していますので、安心して行うことができます。

自然と対峙するからこその問題点も

散骨は、自然に還ることを目的として行われるものです。従って、セレモニーの際には直接自然と対峙することになります。特に海洋散骨では、船に乗って海の上に出て行くわけです。それはつまり、気象条件や、乗船者の体調などに左右される場合がある、ということです。事前に日程を決めておいたからといって、必ずその日に実施できるという保証はありません。その日に予定を合わせておいたのにできなくなった、ということも、あらかじめ考慮しておく必要があります。

また、あくまでも自然に還す行為なので、副葬品を持ち込めない場合もあります。故人が好きだったからといって、海洋汚染に繋がるようなものを持ち込んでしまっては、自然に還るという、本来の目的から大いに乖離してしまうことになりかねません。

自然葬であることのデメリットはまさに、自然であるがゆえに意識されなくてはならない問題なのです。

金澤 和央

株式会社日比谷花壇 フューネラルプロデューサー

金澤 和央 (カナザワ カズオ)

早稲田大学卒業後、2004 年日比谷花壇に入社。入社時よりライフサポート事業部にて葬儀のプロデューサーとして家族葬からお別れの会、社葬まで幅広く手懸けている。現在は首都圏エリアの葬儀施行部門の統括をしている。

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