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おさえておきたい!「永代供養墓」のメリットとデメリット

投稿日 2016.01.24

永代供養墓のメリット

おさえておきたい!「永代供養墓」のメリットとデメリット class=
永代供養墓とは、お墓参りできない人に代わって、あるいはお墓参りしてくれる人がいなくても、お寺や霊園などがそれぞれ決めている年数の間は管理・供養を行なってもらえるお墓のことを一般にいいます。そのメリットは第1に、子孫が途絶えた場合でも、お寺などにお墓やお骨の供養や管理を永代に渡りして貰えると言うことです。

近年の日本では核家族化や都市型のライフスタイルが主流となり、結婚をしない人や子どものいない人、また遠く離れた故郷のお墓にお骨を埋葬したりお墓参りが困難になる人など、社会的な流れとして永代使用のお墓を購入、管理することが難しい人達は今後増加すると考えられます。永代使用墓の場合では、あとを継いでくれる人物がいなくなってしまった時点で、そのお墓は無縁墓となる恐れがありますが、永代供養墓ならばそのような心配は無用です。

永代供養墓ならば、例えば健康面や年齢などの理由で墓参りに赴けなくてもお寺が供養してくれているので安心できることや、永代供養墓は宗派などほとんどの場合に置いて問われず、管理するお寺の宗旨宗派を気にすることなく、例えば交通の便などを優先してお墓選びが出来ることもメリットです。

費用面のメリット

永代供養墓の第2のメリットとしては、費用の面が大きいことが挙げられます。

例えば霊園にある一般的な永代使用墓を建てる場合に、費用の大きな負担となるのが墓石代ですが、永代供養墓ではほとんどの場合で墓石代がかかることがありません。埋葬の形状や形式にもよりますが、最初に永代供養墓を購入するときの一式料金の内にお墓の代金が組み込まれているなど、平均的には30万円から100万円に満たない額で購入できます。また、この一式料金を支払ったのちは定期的に支払う管理費や寄付金、お布施についても生前申し込み以外では、多くの場合支払う必要がありません。このことは永代使用墓との大きな違いであると言えます。

お墓を継ぐ人がいなかったり、死にまつわる概念が変化してきた現代では、お墓に大きく費用をかけることに疑問を持つ人も少なくはなく、一般のお墓よりもリーズナブルな点で永代供養墓のメリットと言えます。

永代供養墓のデメリット

死の概念が変化しつつあると言っても、お墓参りに行ったら墓石と向き合いたいと思う人もいます。また、先祖代々のお墓を守る土地に暮らす人にとっては、永代供養墓は不向きなお墓の形状と言えます。

従来型のお墓を持っている人が例えば直系の子孫が途絶えたとして、永代供養墓を選択する際には、親族などの関係者と事前に話し合うことが望まれます。理由の一つに永代供養墓は、ある期間を過ぎた遺骨を合祀するのが一般的であることが挙げられます。永代供養墓によって期間は違いますが、どれ程長い期間を経ても他人の遺骨と一緒に埋葬されることに抵抗感がある人も多くいます。このことを親族などに了解を得ることがトラブルを防ぐことになり、購入する本人も一度合祀された遺骨は二度と手元に返すことが出来ないことを知って置く必要があります。

また、施設型などの永代供養墓には墓石がないなど、お墓参りした気分になれないと考える人には不向きのお墓と言えます。

永代供養墓での制約

一般的にお墓参りのイメージを思い浮かべるとしたら、お線香をあげて、お花を挿して、お水やお供え物をあげて、ということが想起されると思います。

これらのお墓参りの定石とも言える行為が永代供養墓の形態や運営する施設によっては制約があり、出来ないことがあります。あくまでもお墓によって変化することではありますが、交通の便や、周囲の環境、料金のみで永代供養墓を決定すると、自分が抱く供養のかたちが守られずに後悔することにもなりかねません。たかがお墓参り、されどお墓参りです。従来型のお墓参りをしたいのなら事前に確認をして、管理を頼むお寺や施設を選択することが重要となります。

また、施設型の永代供養墓は天候に関係なく落ち着いてお墓参りができますが、休館日が設けられているところや、入館できる時間帯が限られていることがあり、いつでも自由にお墓参りをすることが出来ない点もデメリットと言えます。

金澤 和央

株式会社日比谷花壇 フューネラルプロデューサー

金澤 和央 (カナザワ カズオ)

早稲田大学卒業後、2004 年日比谷花壇に入社。入社時よりライフサポート事業部にて葬儀のプロデューサーとして家族葬からお別れの会、社葬まで幅広く手懸けている。現在は首都圏エリアの葬儀施行部門の統括をしている。

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