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「遺言」と「エンディングノート」のメリット・デメリット

投稿日 2015.12.16

遺言とエンディングノートとはどんなもの?

「遺言」と「エンディングノート」のメリット・デメリット class=
遺言とは自分に万が一のことがあったときに誰に財産を相続させるかなどの死後の意思表示を記したもので、法的根拠があり死後に効力を発揮します。また書式が決まっており、方式に従っていないと法的に無効となる場合があります。但し書式に沿った書き方をしてあれば遺言の形式に必要のない項目も法的に効力を発揮しないだけで記することはでき、それによって法的に無効になることはありません。
対してエンディングノートは法的な根拠はありません。しかし、書式や形式にとらわれることなく死後の希望や生前の意思疎通ができなくなったときにどうしてほしいかということまで自由に記入することができます。どちらかというと存命中や死後の家族の負担を減らして、自分の生きた道程を伝える意味合いが強いものでしょう。
遺言とエンディングノートにはそれぞれメリット・デメリットがありますので、双方をよく知って自分の死後伝えたいことをどちらの形式で残すのか考えてみましょう。

遺言とエンディングノートそれぞれのメリット

終活という言葉が広く知られるようになって遺言やエンディングノートについて考えている人も多いでしょう。それぞれのメリットはどんな部分でしょうか。
遺言のメリットはなんといっても法的根拠があることです。法的な効力をもとに自分の財産を相続人同士が揉めることなく相続手続きを行うことができます。法定相続人以外の人にも相続させることができ、団体や法人にも相続させることができます。もちろん相続する側にも手続きの負担は減ることも大きいですね。
エンディングノートとは家族や近しい人への愛情の形のひとつと言えます。ですので書式や内容にこだわらず好きなように記入できることが最大のメリットと言えます。また、自分で記入しているうちに自身で問題点や気持ちの整理ができる点もあげられます。また残された人に対する愛情を伝える、残すことができ、手続きの負担も減らすことができます。葬儀に参列してほしい人の住所録などを記入しておくのもいいですね。

遺言とエンディングノートそれぞれのデメリット

遺言のデメリットは書式や決まりごとが多いことです。自筆証書遺言という残したい人本人が自筆で書き署名捺印したものは、記入する面倒がありますし、専門家を通しませんので法律的に不備がある危険性があり、紛争の種や無効になる可能性がはらんでいます。公的証書遺言の場合は法律の専門家に関わってもらうので法律的に有効なものを作成してもらえ利点が多いですが、費用がかかるというデメリットがあります。また気持ちが変わり遺言書を取り消したいときや書き直したい場合も公証役場で撤回の手続きをしなくてはなりません。
エンディングノートとは自由な形式でしたためておくものであり、法的な拘束力がないことが最大のデメリットと言えます。自分の希望やお願いに過ぎないので、必ず実行してほしいことは遺言を残しておく必要があります。
終活において自分はどちらを残すべきか、もしくは両方残しておいた方がいいのかということをデメリット含めて考えてみましょう。

終活で人生をより良いものにしよう!

遺言は法的拘束力があるが手続きや書式が面倒、エンディングノートは自由に書けるがあくまでも希望で法的な根拠がないことが最大の特徴ということはご理解頂けたかと思います。相続分与するものが大きければやはり遺言は残した方が残された人の負担は減りますし、エンディングノートは書いた本人の温もり・愛情が伝わる直のメッセージとなりますのでどちらの役割も大きいでしょう。
終活とは自分の人生の終わりに向けて、より良く前向きに生きるために事前に準備することです。終活セミナーや事前相談を行っている場所も多々ありますので足を運んでみるのもいいかもしれません。
話を聞いたうえでなぜそれを残すことが必要なのか、今何をしなければならないのかを見つめ直す良いきっかけになります。人生の終わりに向けて前向きに終活に取り組むことが、より豊かな明るい老後を送る糧となるでしょう。
金澤 和央

株式会社日比谷花壇 フューネラルプロデューサー

金澤 和央 (カナザワ カズオ)

早稲田大学卒業後、2004 年日比谷花壇に入社。入社時よりライフサポート事業部にて葬儀のプロデューサーとして家族葬からお別れの会、社葬まで幅広く手懸けている。現在は首都圏エリアの葬儀施行部門の統括をしている。

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