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なぜ定年後の生活にハワイ?

また、同じアメリカ国内であっても日系人や日本からの移住者、観光客などが多いことから、商業施設など生活上での日本語が通じやすいことで、英会話に自信がなくても暮らしを営んでいけることが挙げられます。日本人が多いことで食品など、日本で売っている物はほとんど購入できることや、現地の人が日本人に友好的な傾向であること、ハワイでは英語を話すスピードが緩やかであることも定年後の世代には嬉しいファクターです。
年金制度への疑問や支給額への不満などから、物価の高い国内より物価の安い海外へと生活拠点を移すリタイア世代が多い中で、ハワイの場合は、金銭面以外の生活の質の豊かさを求める傾向にあると言えます。
生活費はどれくらい?
また気になる医療費では、日本の健康保険が海外での医療費の一部を負担します。ただし、全てを賄うことは無理ですので、出来ることなら現地で医療保険などに加入します。また車もハワイでの生活には必需品とされています。医療保険や車両保険の支払い、車の維持費も忘れずに生活コストに加算する必要があります。物価は観光地でもあり、全体的に高めと言えます。
ハワイでの充実した生活を送るためにかかる生活費は最低でもだいたい35万円相当と考えられます。
どんなビザが必要?移住のための手続きは?
リタイア後の多くの人達は、ハワイにはリタイアメントビザが無いことから、90日を限度としたノービザ滞在をする人が大半と言われています。年間183日を限度として滞在し、日本とハワイを往き来することでロングステイをするスタイルです。
ビザを取得する場合では、移民ビザの制約などアメリカでは更新が頻繁なので細かくチェックする必要があります。
ハワイ移住の注意点
また、具体的には人気の高いオアフ島で2007年に税法の改正がされたことで、ホノルル群付加税がスタートされました。この税法が導入されたことによって、ホテルやコンドミニアムなどへの滞在費に課税が課されます。この他、外食やショッピングなども課税対象となり、ロングステイにかかる生活費を考えると負担が大きいと言えます。
ハワイでの生活には夢がありますが、特に海外に滞在したことのない人は、住み始めてから日本での生活を恋しく思うことが無いように、自分に合っているかを試すためにも現地へ足を運び、実際に滞在して決断することも重要です。

株式会社日比谷花壇 フューネラルプロデューサー
金澤 和央 (カナザワ カズオ)
早稲田大学卒業後、2004 年日比谷花壇に入社。入社時よりライフサポート事業部にて葬儀のプロデューサーとして家族葬からお別れの会、社葬まで幅広く手懸けている。現在は首都圏エリアの葬儀施行部門の統括をしている。
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